ソフトバンクとみずほ銀行が出資するJ.Score、副業資金向け融資を開始

サービス

2019/11/06 13:00

 J.Score(ジェイスコア)は、2017年9月に開始した個人向け無担保融資サービス「AIスコア・レンディング」で、新たに副業資金の取り扱いを10月31日に開始した。

注目のスマートローンサービス
「AIスコア・レンディング」

 時代の変化にあわせ、副業によって自分の能力やキャリアの選択肢を広げていきたい、将来の起業に備えたいといったニーズに対応するべく、副業資金(企業と雇用契約を結び、当該企業から給与所得を得ている個人が自らの起業・自営により副業を行う際に必要となる資金)の取り扱いの開始を決めた。レンディング申込時に、「主な資金使途:副業資金」を選択する。なお、利用に当たって所定の審査があるが、審査に当たり、副業に関する事業計画などの確認資料は不要。

 AIスコアを利用した日本初の融資サービスとして、J.Scoreは、みずほ銀行、ソフトバンクが50%ずつ出資して設立。本人に対する質問に回答するとスコアが変動し、Yahoo! JAPANやソフトバンク/ワイモバイルの登録情報、みずほ銀行の口座情報と連携すると、貸付利率が最大0.3%引き下げられる。
 
 対象は、国内に居住する満20歳以上満70歳以下。契約極度額が10万~1000万円で10万円単位、融資額が1万円以上1000円単位。貸付利率(実質年率)は0.8%~12.0%。投機性資金、事業性資金の利用は不可。

 なお、19年10月1日~2020年3月31日まで、新規利用者限定で、契約日の翌日から最大で30日分の借入利息相当額を全額キャッシュバックする「開業2周年記念キャンペーン」を実施している。
 

 スマートフォンで簡単に申し込める個人向け融資サービスは、仕組みや対象者はそれぞれ異なるが、NTTドコモ、LINE Credit、KDDIグループのKDDIフィナンシャルサービスも提供しており、FinTechの一つとして注目されている。またメルペイは、「メルペイスマート払い(旧名称メルペイあと払い)」の名称で、AIを活用し、利用状況など信用スコアに基づいた審査不要の後払いサービスを提供している。