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ホームシアターシステム市場、販売数量で過去2年を上回る動き

 サウンドバーなどのホームシアター向けアンプ内蔵スピーカーなどを集計したホームシアターシステム市場は、2020年2月2週から過去2年を上回って推移していることが家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」から明らかになった。

 
 18年2月1週(2/5-2/11)の販売数量を「1.00」として、18年-20年の2月1週-3月3週の指数を算出した(図1)。20年2月1週は「0.96」と過去2年を下回ったが、2週に「1.23」を記録してから、過去2年とは異なる動きをみせている。19年は最高でも1.13までしか上昇していないが、20年は大きく上昇しており、3月2週に「1.45」、直近3月3週には「1.52」にまで達した。
 

 直近3月3週のメーカー別販売数量シェアは、ヤマハが32.4%でソニーやBOSEを上回った(図2)。機種別でみると、2019年7月発売の「YAS-109(B) フロントサラウンドシステム」が貢献していた。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。