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米中古住宅販売:7カ月ぶりに増加、前年比ではなお大幅減少

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全米不動産業者協会(NAR)が発表した10月の中古住宅販売件数は、季節調整済みで年換算522万戸に増加した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は520万戸だった。増加は7カ月ぶり。在庫不足が多少解消され、需要が低位で安定しつつあることがうかがえる。

  販売価格(中央値)は前年同月比3.8%上昇。在庫は2.8%増と、3カ月連続で増加した。

  • 販売件数は前年同月比では5.1%減と、2014年以来の大幅な減少。住宅ローン金利が8年ぶりの高水準にあるほか、住宅価格の上昇率は引き続き賃金の上昇率を上回っている
  • NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は記者向けブリーフィングで、軟調なインフレ指標なども指摘しながら、米金融当局に利上げ小休止の検討を要請。借り入れコストの上昇で「需要が圧迫されている」と話した

  統計の詳細は表をご覧下さい。

原題:U.S. Existing-Home Sales Rise for First Time in Seven Months(抜粋)

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