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モラー氏、マナフォート被告が米投票データをロシアに提供と疑う

  • キリムニク被告が大統領選データを受け取ったとモラー氏は主張
  • マナフォート被告弁護士作成の文書、編集上の不備で閲覧可能に

いわゆるロシア疑惑を捜査するモラー米特別検察官のチームは、トランプ大統領の元選対本部長、ポール・マナフォート被告が2016年米大統領選挙の投票データをロシア情報機関に関連があるとされる人物に提供したことについて虚偽の供述をしたとみている。同被告はワシントンの連邦地裁判事に対し、意図的に検察官を欺いたことはないと言明している。

  マナフォート被告が同地裁に提出した文書で明らかとなった。同被告の弁護士がまとめた文書には編集上の不備があり、マイクロソフトの文書作成ソフトにコピーを貼り付けると、モラー特別検察官が進めるロシア捜査に関し、本来非開示が意図されていた部分も閲覧することができた。

  それによれば、ウクライナでマナフォート被告の通訳や政治キャンペーンのフィクサーを10年にわたって務め、昨年6月にマナフォート被告と共に司法妨害の罪で起訴されたコンスタンティン・キリムニク被告との情報交換や協議について、マナフォート被告が虚偽の供述を行ったとモラー特別検察官は主張している。キリムニク被告はロシア情報機関との関係を否定している。

原題:Mueller Suspects Manafort Gave ‘16 Polling Data to Russian (2)(抜粋)

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