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バー氏:ロシア報告書、モラー氏でなく自ら作成も-上院指名公聴会

  • 規則に沿ってできるだけ多くの情報を提供すると表明
  • ロシア疑惑の捜査は「不可欠」、特別検察官の監督は規則通りに行う

次期米司法長官に指名されているウィリアム・バー氏は15日、上院司法委員会の指名公聴会で、モラー特別検察官が進めるロシアの米大統領選介入疑惑捜査について、政治の干渉を受けないようにすると表明する一方、公開する捜査報告書は最終的にモラー氏ではなく自らが作成する方針を示した。

  トランプ大統領から指名を受けているバー氏は、特別検察官に関する「規則に沿って、できるだけ多くの情報を提供する方針だ」と語った。この日の会合は2日間かけて行われる同委公聴会の初日。

  バー氏は指名承認で民主党の票を必要としていないが、一部の議員から支持を得る可能性がある。バー氏支持について共和党内で意見が割れる兆しは今のところない。

  同氏はモラー特別検察官に捜査完了に必要な資金・要員および時間を提供すると表明。ロシア疑惑の捜査は「不可欠」とみていると証言し、特別検察官の監督について規則通りに行う姿勢を示した。

  司法省の特別検察官に関する規則に従うと、モラー氏の報告先は司法長官のみで、公表内容は同長官が決める。バー氏はこれについて、一般公開向け報告書を作成する権限が自らに与えられると解釈すると述べた。

原題:Barr Draws a Line: He, Not Mueller, May Write the Public Report(抜粋)

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