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【米国株】S&P500が5日続伸、原油は下落

更新日時
  • テクノロジー銘柄に買い膨らむ、国債利回り低下で金融株は軟調
  • 原油先物は54ドル割り込む、米サービス業指標が低調で
Trading On The Floor Of The NYSE As Fed Releases Rate Decision
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

5日の米株式相場は続伸。米国債利回りの低下を手掛かりに金融株が下落する一方、テクノロジー銘柄に買いが膨らんだ。ニューヨーク原油先物はバレル当たり54ドルを割り込んだ。

  • 米国株はS&P500種が5日続伸-金融下げるもハイテクは好調
  • 米国債は反発、10年債利回り2.70%
  • NY原油は続落、米サービス業指標弱く景気懸念広がる
  • NY金はほぼ横ばい、米大統領の一般教書演説控え

  S&P500種株価指数は5営業日続伸となり、年初来で最も長い上昇局面に並んだ。大型ハイテク銘柄が上げを主導し、大半の業種が上昇。出来高は30日平均を15%下回った。トランプ米大統領の一般教書演説を控える中、企業決算や経済指標は強弱まちまちとなり、取引材料に乏しい展開だった。

  S&P500種株価指数は前日比0.5%高の2737.70。ダウ工業株30種平均は172.15ドル(0.7%)上昇し25411.52ドル。ナスダック総合指数は0.7%高。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.70%。

  ニューヨーク原油先物相場は続落。1月の米供給管理協会(ISM)非製造業景況指数の新規受注指数が1年ぶりの低水準となり、景気先行きへの懸念をあおった。6日発表の米在庫統計で3週連続の増加が見込まれていることも売り材料。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は90セント(1.7%)安の1バレル=53.66ドル。ロンドンICEの北海ブレント4月限は53セント下がり、61.98ドルで終了した。

  ニューヨーク金先物相場はほぼ横ばい。トランプ米大統領による5日夜の一般教書演説が待たれている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.1%未満下げて1オンス=1319.20ドルで終了。

  米中通商協議はまだ決着しておらず、米国では政府機関が再び閉鎖される可能性がある。この日の比較的静かな市場で、こうした根本的な不透明性は目立たなかった。

  米国債相場はこれといった材料がない中で午前に上昇し、好調な3年債入札の後も幅広い年限において堅調な地合いを維持した。

原題:U.S. Stocks Climb With Treasuries, Crude Oil Drops: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Rally, Led by Belly After Strong 3-Year Auction
Oil Slips as Service Slowdown Adds to Warning Signs on Economy
PRECIOUS: VanEck Gold ETF Climbs Amid Geopolitical Uncertainty

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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