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Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg
Cojp

トルコ・リラ、スワップレートが10倍に-オフショア流動性が枯渇

  • 翌日物スワップレートは2営業日で10倍以上になり300%超え
  • トレーダーらは先週末のリラ急落で一斉にポジション解消図る

トルコ当局は、外国人がリラをショートすることを事実上不可能にした。

  翌日物スワップレートは過去2営業日に10倍以上になり300%を超えた。オフショアファンドがリラのロングポジションを解消しようとしても取引相手方を見つけることができなかったためだと、事情に詳しい関係者2人が述べた。

  流動性枯渇は一つには、昨年夏の売り浴びせのさなかにトルコの銀行調整監視機構(BDDK)が導入した制限が理由。BDDKはトルコの銀行がオフショア市場で貸し付けられるリラの額を株主資本の25%までに制限した。

  24%というリラ資産の高利回りに引かれて短期スワップ取引に参入したトレーダーらは先週末にリラ急落の不意打ちを受け、一斉にポジション解消を図った。その結果、流動性が枯渇しスワップレートが急上昇した。

  26日のリラは続伸し、一時1.4%高の1ドル=5.4740リラを付けた。

Overnight lira rate surges as traders rush to close out carry trades

原題:Turkish Lira Swap Rates Erupt as Offshore Liquidity Dries Up (1)(抜粋)

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