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エアバスがボーイングに先行、受注や新型機披露で-パリ航空ショー

  • パリ航空ショーの初日に130億ドルの受注確保-ボーイングはゼロ
  • 1年前から状況逆転-昨年はエアバス431機、ボーイング528機

欧州の航空機メーカー、エアバスは17日開幕したパリ航空ショーの初日に130億ドル(約1兆4100億円)の受注を確保するとともに、航続距離の長いナローボディー機をお披露目した。一方、この日の米ボーイングの受注額はゼロ。エアバスが披露した機体は、ボーイングが投入するとみられる新しい中型機に対抗するものとなる。

  エアバスは、米リース会社エア・リースから新型のA321XLRを含め値引き前で110億ドル相当を受注した。ヴァージン・アトランティック航空もワイドボディー機A330について、8機購入と6機追加のオプション契約を結んだ。

Day One Of The 53rd International Paris Air Show

エアバスA330neo

写真家:Jason Alden / Bloomberg

  1年前は状況が逆だった。エアバスは当時、汚職疑惑調査に伴う経営陣入れ替えが進められており、英ファンボローで開かれた航空ショーでの受注は431機、620億ドル相当。これに対し、ボーイングは528機、790億ドル相当に達していた。

原題:Airbus Jumps Ahead With New Jet in Paris While Boeing Flounders(抜粋)

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