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イランのハメネイ師、米国との交渉の可能性を一蹴-制裁後で初の反応

イランの最高指導者ハメネイ師は、米国との緊迫状態を緩和するために交渉する可能性を一蹴した。同師の発言が伝わったのはトランプ米政権による追加制裁後では初めて。

  ハメネイ師は26日、「交渉で米国の要求に同意したら、米国はイランを悲惨な状態に追いやるだろう」と発言。「一方で同意しなければ、米国は政治的に狂乱し、プロパガンダを使ってあおり、圧力を加え続けるだろう」と述べ、米政権はイランから経済と防衛の能力を奪おうとしていると主張した。

  革命防衛隊のサラミ司令官は同隊の複数の高官が米国の制裁対象になったことについて、「これが成果を生むことはなく、国家を守るという革命防衛隊の決意を一段と強めるだろう」と述べた。イラン学生通信(ISNA)が伝えた。

  国営イラン通信(IRNA)によれば、ザリフ外相は自身にも制裁を科す米国の方針について、イランとの交渉を望んでいるとのトランプ政権の主張がうそであることを示していると述べた。

原題:Khamenei Scorns Talks With U.S. After Being Sanctioned by Trump(抜粋)
Iran Guards Chief: U.S. Sanctions Make Military More Determined(抜粋)
Zarif Says U.S. Actions Show Claim of Wanting Talks Is a Lie(抜粋)

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