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日米貿易協定、9月内の署名目指し担当者が詰めの作業急ぐ-関係者

  • 米国の輸入自動車追加関税など、中核部分をなお調整中
  • 安倍首相は下旬に訪米予定、その際の貿易協定署名を目指す

トランプ米大統領が9月中の署名を目指している日米貿易協定は、重要な懸案である米国の輸入自動車追加関税を免れるかどうかを含めて、詰めの作業がなお続いている。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  安倍晋三首相は今月下旬、国連総会に出席するためニューヨークを訪問する予定で、その際にトランプ大統領と日米貿易協定に署名することを目指している。   

  交渉に詳しい関係者は、日米首脳は貿易協定の大枠に合意しただけだと話す。日本が米国からの農産物輸入に対してどれだけ市場を開放するのかや、工業品関税の引き下げ、米大手ハイテク企業に影響する可能性があるデジタル取引の取り扱いなどを含め、中核部分の多くについて日米当局者が最終的にまとめている。

  米通商代表部(USTR)にコメントを求めたが返答は得られていない。

Third in Line

The U.S. trade deficit with Japan is the 3rd-largest it has with any country

Census Bureau data on goods trade, figures cover January-July 2019 period

原題:U.S., Japan Rush to Finish Trade Deal by Trump’s Tight Deadline(抜粋)

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