マクドナルドは米国で伸び失速、朝食時間の客足伸びず
Leslie Patton外食大手、米マクドナルドの7-9月(第3四半期)業績は、海外で高い伸びが続いたものの、米国市場が競争激化のあおりで失速した。22日の米市場では株価が下落。
- 世界の既存店売上高は5.9%増加し、コンセンサス・メトリックスがまとめたアナリスト予想の5.7%増を上回った。一方、米国市場では集客面で苦戦が続き、既存店売上高は4.8%増とアナリスト予想に届かず、前期の伸び(5.7%)も下回った
インサイト
- 同社売上高の3分の1余りを占める米国市場だが、特に朝食時間帯の客足をなかなか伸ばせずにいる。バーガーキング、ダンキン、ウェンディーズなど競合がそれぞれメニュー強化などを進め、競争激化傾向にある
- 米既存店売上高の増加は広告と販売価格引き上げが主に寄与した。客足の鈍さは引き続き課題
市場の反応
- 株価は一時、前日比4.2%下落
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原題:
McDonald’s Loses Momentum in U.S. Market; Shares Decline (2)(抜粋)
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