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ツイッター:7-9月四半期売上高、見通しが市場予想を下回る

  • 広告事業に絡むプライバシー問題が今後も業績の重しに
  • 1日当たりアクティブユーザー数は拡大、前年比17%増の1.45億人

ソーシャル・ネットワーキング・サ ービス(SNS)を手掛ける米ツイッターが24日発表した7-9月(第3四半期)売上高は市場予想を下回った。10-12月(第4四半期)の売上高見通しも予想に届かず、広告事業に絡むプライバシーの問題が今後も業績の重しになり続けると警告した。

  この発表により、通常取引前の時間外取引で同社株価は急落した。

  7-9月売上高は前年同期比8.6%増の8億2370万ドル(約895億円)。アナリスト予想は8億7600万ドルだった。10-12月の売上高見通しは9億4000万-10億1000万ドルで、アナリスト予想は10億6000万ドル。

  ツイッターは7-9月の期中、ターゲット広告を表示させたりマーケティング担当者向けに広告効果を測定したりするため、同社が利用者の許可を得ずにユーザーデータにアクセスできるようになる設定があったことを公表していた。このデータを取り除くことは同社の広告事業にとって打撃となる。

Twitter Plunges on Earnings Miss

  7-9月の一部項目を除く1株当たり利益は17セントと、アナリスト予想の20セントを下回った。

  一方でユーザー数は良好な伸びとなった。社会的にも文化的にも広く認知されているにもかかわらず、これまでユーザーの拡大に苦戦してきた同社だったが、7-9月は1日当たりアクティブユーザー数が600万人増えて計1億4500万人。前年同期比で17%増、前四半期比で4%拡大した。

原題:Twitter’s Quarterly Sales and Forecast Disappoint Wall Street(抜粋)

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