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アルファベットの7-9月期は減益、クラウド投資費用響く

更新日時
  • 費用は総額で25%増加、売上高は20%増-設備投資は27%増
  • グーグルの広告収入は17%増-検索とユーチューブがけん引
The headquarters of Google, whose parent company is Alphabet, in Mountain View, California, U.S.

The headquarters of Google, whose parent company is Alphabet, in Mountain View, California, U.S.

Photographer: Bloomberg/Bloomberg

アルファベットが28日発表した7-9月(第3四半期)決算は、クラウドコンピューティング事業への大型投資が響き減益となった。同事業は将来の成長の鍵だが、アマゾン・ドット・コムとマイクロソフトに後れを取っている。

  発表資料によると、純利益は71億ドル(約7740億円)、1株当たり10.12ドルと、前年同期の92億ドル(1株当たり13.06ドル)から減少した。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均では、1株利益は12.35ドルと見込まれていた。

  アルファベット株は時間外取引で一時約1%下落した。通常取引終値は1288.98ドル。

  7-9月期の費用は総額313億ドルで、前年同期比25%増加した。売上高は20%増の405億ドル。設備投資は27%増の67億ドル。グーグルはクラウド部門を支えるため、データセンターの構築や機器購入、営業員採用に取り組んでいる。

  アルファベットとグーグルのルース・ポラット最高財務責任者(CFO)は発表文で、「当社の成長を支えるため、クラウドや機械学習などの新しい分野を中心に人材とインフラに熟慮して投資を続ける」と述べた。

  7-9月期の売上高は提携先への支払いを除いたベースで330億ドル。アナリスト予想平均は327億2000万ドルだった。クラウドや消費者向けハードウエアを含むグーグルのその他収入は64億ドルだった。

  グーグルの広告収入は17%増の339億ドルと、規制やプライバシーの問題で風当たりが強まる中でも、同社の検索や動画、ウェブディスプレー広告の需要は依然強いことを示唆した。グーグルのサンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は「力強い」増収のけん引役はモバイル検索とユーチューブ、クラウドだと述べた。

原題:Alphabet Earnings Dented by Spending on Cloud Business (1)(抜粋)

(CFOのコメントなどを追加し株価を更新します)
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