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米新規失業保険申請件数、5週間ぶり低水準-労働市場の堅調示唆

更新日時

米労働省が9日発表した先週の新規失業保険申請件数は、5週間ぶりの水準に減少した。雇用統計の発表を10日に控え、労働市場の堅調が続いていることがあらためて示唆された。

キーポイント
  • 4日終了週の新規失業保険申請件数は前週比9000件減の21万4000件
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は22万件
    • 前週は22万3000件(速報値22万2000件)に修正
  • より変動の少ない失業保険の4週移動平均は22万4000件に減少
U.S. jobless claims drop, indicating labor market remains solid

インサイト

  • 申請件数は昨年4月以降で最長の4週連続減少となり、労働市場の強さを示唆。求人件数が高水準にあり、有能で経験豊富な人材の確保が難しい中、企業は従業員の解雇に消極的な可能性がある
  • 最新の数字は労働市場が引き続き健全な状況にあることを示唆しているものの、昨年4月に1969年以来の低水準を付けて以降、ここ数カ月は比較的やや高い水準で推移

詳細

  • 失業保険の継続受給者数は昨年12月28日までの1週間に7万5000人増加して180万3000人   
  • 週間失業保険申請の表
  • 失業保険申請・継続受給者の時系列表

原題:
U.S. Jobless Claims Decrease to Lowest Level in Five Weeks (1)(抜粋)

(統計の詳細を追加し、更新します)
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