きょうの国内市況(2月4日):株式、債券、為替市場
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●日本株は反発、米製造業の活動拡大と中国株持ち直し-電機や化学高い
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東京株式相場は反発。米経済指標が予想以上に改善し、新型コロナウイルスが影響してくる景気の先行きに対する不安がやや和らいだ。中国株の持ち直しも買いを誘い、半導体関連など電機や化学が高い。
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野村証券の伊藤高志エクイティ・マーケット・ストラテジストは「米製造業指数が良く、今のところ新型ウイルスの感染拡大が先進国の実体経済に影響がないことを確認した。先週末ほど患者激増などのショッキングなニュースがなく、市場にやや楽観論が広がった」と話した。
- 東証33業種は電機や化学、サービス、医薬品、その他金融、小売が上昇
- 精密機器、証券・商品先物取引、海運は下落
●債券は下落、株反発を受けて売り優勢-10年債入札は無難な結果
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債券相場は下落。中国や国内の株式相場が反発したことを受けて先物を中心に売りが優勢となった。この日に実施された10年国債入札は無難な結果となり、いったんは買われたものの、その後は超長期債などに売りが出て全体を押し下げた。
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SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト
- 10年債入札は朝方に調整した分、思ったよりしっかりしていて無難な結果
- 先物は株価の戻りもあって弱かった
- 日銀が超長期債の減額に踏み切ったのは、裏を返せば金利低下を警戒しているということ
10年債入札
- 最低落札価格は101円48銭と、ブルームバーグが事前に調査した市場予想中央値の101円47銭を上回った
- 投資家需要を反映する応札倍率は3.63倍と前回の3.70倍から若干低下
- 小さいと好調な入札を示すテール(最低と平均落札価格の差)は2銭と前回から横ばい
●ドル・円が上昇、中国株・人民元下げ止まりで安心感-108円後半
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東京外国為替市場のドル・円相場は上昇。前日の春節(旧正月)明けに大幅下落した中国本土の株や人民元が反発したことなどを背景に、ドル買いがやや優勢となった。
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IG証券の石川順一シニアFXストラテジスト
- 新型ウイルスの感染拡大に直面する中国当局が大規模な資金供給や株価対策を矢継ぎ早に打ち出してきたのを受け、株価もドル・円も小康状態の中でリスクオフがやや緩んできている
- この流れが続くかは米株価が底堅さを保てるか次第。新型ウイルス関連の大きな悪材料が出ない限り、米株価を左右するのは米経済指標と企業決算だ
- 豪中銀の政策金利据え置きは予想通り。豪ドルは0.6670ドル前後がサポートラインになっている
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