コンテンツにスキップする
Subscriber Only

仏ルノー減配、19年利益は市場予想下回る-日産期末配当ゼロが影響

  • 19年の配当は1株1.10ユーロ-従来の3分の1未満
  • 営業利益は30%減の21億1000万ユーロ、市場予想26億5000万ユーロ

フランスの自動車メーカー、ルノーは年間配当を減らした。2019年決算は売上高が減少、利益は市場予想を下回った。アライアンスを組む日産自動車期末配当ゼロを13日に発表。同社株43%を保有するルノーの配当支払いに影響している。

  ルノーは14日、19年の配当を1株当たり1.10ユーロにすると発表。従来の3分の1未満となる。営業利益は前年比30%減の21億1000万ユーロ(約2510億円)。アナリスト予想平均は26億5000万ユーロだった。

  20年の売上高は為替変動を除くベースで19年並みを見込む。グループ全体の営業利益率見通しは3ー4%。ルノーは昨年10月、19年の売上高および利益見通しを下方修正し、排ガス規制強化がコストを押し上げる一方で、景気鈍化が自動車販売を主要市場で抑えていると指摘した。 

  日産の業績悪化もルノーに打撃となっている。日産のルノーへの貢献額は19年で2億4200万ユーロと、前年の15億1000万ユーロから減少した。  

原題:
Renault Slashes Dividend, Posts Full-Year Profit Below Estimates(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE