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【NY外為】ドル上昇、資源国通貨は下げ-ウイルスのリスク警戒

更新日時

18日のニューヨーク外国為替市場では、ドルと円がその他主要通貨に比べ堅調。新型コロナウイルスが世界経済の成長を妨げるとの懸念が広がり、安全通貨に資金を逃避させる動きが加速した。ニュージーランド・ドルなど資源国通貨は下落。ユーロは対ドルでほぼ3年ぶり安値となった。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇
    • 一時は11月29日以来の高水準に達した
    • 主要10通貨のうち対米ドルでの下げが目立ったのはNZドルやノルウェー・クローネなど
    • 2月のニューヨーク連銀製造業景況指数が昨年5月以来の高水準となったことも、ドルを支えた
  • スコシアバンクのショーン・オズボーン氏らストラテジスト(顧客向けリポートで指摘):
    • ドルは「広範な上昇はかなり行き過ぎている印象があるが、支えられる状態が続くだろう。COVID-19(新型ウイルス)が活動およびマインドへの脅威となり続ける公算は大きい」
  • 米国債は軒並み値上がり。10年債利回りは一時1.5356%と、2月3日以来の低水準
  • 資源国通貨の下落は中国成長減速懸念を反映
  • NZドルは米ドルに対し一時0.8%安
  • ニューヨーク時間午後4時44分現在、ドルは対円で変わらずの1ドル=109円88銭
    • ドルは一時0.2%安の109円66銭となった
  • ユーロはドルに対して0.4%安の1ユーロ=1.0790ドル
    • 一時は0.5%安の1ユーロ=1.0786ドルを付けた
    • ドイツ欧州経済研究センター(ZEW)の期待指数は2月に急低下、予想を下回った。新型ウイルス感染拡大の海外製造業者への影響懸念が重し

原題:Dollar Advances; Commodity FX Weaken on Virus Risks: Inside G-10(抜粋)

(コメントを加え、相場を更新します)
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