コンテンツにスキップする
Subscriber Only
Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg
Cojp

JPモルガン、気候変動はビジネスに支障来す恐れがあると警告

米銀JPモルガン・チェースは、化石燃料業界とのつながりに社会から厳しい目を向けられているが、ここにきて気候変動がもたらす影響をより深刻に受け止めつつある。

  同行は監督当局に25日に届け出た年次報告書で「気候変動」をリスク要因に加え、気候変動によって業務に支障が生じ、顧客が不利益を被る恐れがあると指摘した。長引く干ばつや洪水、山火事の頻発、海面上昇、降雨量の変化といったリスクは「規制や顧客の選択に変化を迫り、結果として当行顧客のビジネスモデルにマイナスの影響をもたらす」恐れがあるとした。

  環境保護団体や活動家はJPモルガンに化石燃料業界と距離を置くよう圧力をかけており、石油大手エクソンモービルの元会長兼最高経営責任者(CEO)で気候変動に懐疑的な見方のリー・レイモンド氏をJPモルガンの取締役会から外すよう求めている。

  ジェイミー・ダイモンCEOはこれまで、気候変動問題は政府の政策によってのみ解決できると述べていた。

原題:JPMorgan Warns It Might Get Walloped by the Climate Crisis (1)(抜粋)  

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE