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東芝機、30年度までにROE10%目指す-旧村上ファンドに対抗

  • 海外売上高比率も現在の3割から引き上げたい考え-同業他社は6割
  • 18年度のROEは5.0%、23年度に8.5%とする目標

旧村上ファンド系投資会社が敵対的株式公開買い付け(TOB)中の東芝機械は、2030年度までに自己資本利益率(ROE)10%超を目指す計画をまとめた。27日に開催予定の臨時株主総会を前に投資家の支持を得たい考えだ。

  ブルームバーグが入手した文書で明らかになった。工作機械では同業他社の6割と比べて劣る海外売上高比率も現在の3割以下から引き上げる。計画は5日に公表される。

  2月4日に発表した中期経営計画では、23年度にROE8.5%とする目標を示していた。18年度のROEは5.0%

  東芝機械はROE向上や株主還元を強く求める旧村上側に対抗し、新株予約権発行による買収防衛策の導入を計画している。総会での承認には出席株主の過半数の賛成が必要になる。

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