デルタ航空とアメリカン航空、今年の業績見通し撤回－輸送能力縮小へ

デルタ航空とアメリカン航空は2020年の業績見通しを撤回し、フライト縮小計画の概要を明らかにした。

　　新型コロナの感染拡大で出張・旅行需要は急速に落ち込んでおり、航空各社は対応を迫られている。デルタが10日発表した資料によると、国内線の輸送能力を最大15％縮小、国際線については最大25％縮小する。同社はまた採用を凍結し、自社株買いも一時停止する。

　　アメリカン航空は４月の国内線の輸送能力を7.5％引き下げ、国際線については夏季のピーク時に10％縮小する。

　　航空業界団体は先週、新型コロナの影響で業界で最大1130億ドル（約11兆8164億円）の売上高が失われるとの試算を発表した。先月に今年の業績予想を撤回したユナイテッド航空はこの日、第１四半期の業績予想を撤回し、同四半期に損失が発生するとの見通しを明らかにした。

原題：Delta, American Abandon 2020 Forecasts on Coronavirus Outbreak（抜粋）

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