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ブロードコム、通期売り上げ見通しを撤回-新型コロナで視界不良

  • 新型コロナで需要の不確実性が増している-ホック・タンCEO
  • 発表後にブロードコムの株価は時間外取引で下落

半導体メーカーのブロードコムは12日、通期の売り上げ見通しを撤回し、2-4月(第2四半期)の売上高については低調な予想を示した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で需要が損なわれている。

  ホック・タン最高経営責任者(CEO)は発表資料で、2019年11月-20年1月(第1四半期)には新型コロナによる同社事業への大きな影響は見らなかったが、「世界市場は視界不良で需要の不確実性が増している。このため新型コロナ問題以前の水準に視界が改善するまで通期見通しを取り下げることが賢明だと判断した」と説明した。

  第2四半期の売上高は57億ドル(約5960億円)の上下1億5000万ドルを見込む。ブルームバーグ集計のアナリスト予想平均は約59億5000万ドルだった。

  第1四半期の売上高は58億6000万ドルに増加。一部項目を除いた1株利益は5.25ドル。ブルームバーグ集計のアナリスト予想平均は、1株利益が5.34ドル、売上高は60億ドルだった。

  決算発表を受け、ブロードコムの株価は時間外取引で一時約3%下落した。

原題:
Broadcom Pulls Annual Sales Forecast, Sees Weaker Second Quarter(抜粋)

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