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Slack株急落、業績見通しが予想下回る-CEOはコロナ特需期待

  • 2-4月売上高見通しは市場予想届かず、株価は時間外取引で20%安
  • 新型コロナ感染拡大による在宅勤務で企業の関心「急増」-CEO
Slack Technologies Inc. Chief Executive Officer Stewart Butterfield Interview
Photographer: Bloomberg/Bloomberg

職場のコミュニケーションツールを手掛ける米スラック・テクノロジーズは12日、市場予想を下回る四半期売上高見通しを示したのが嫌気され、株価が時間外取引で一時20%急落した。マイクロソフトとの競争激化で業績に打撃を受けている可能性が示された。

  ただ、スチュワート・バターフィールド最高経営責任者(CEO)は12日のインタビューで、新型コロナウイルス感染拡大で企業が在宅勤務を増やしていることから同社プラットフォームへの関心も「急増」していると指摘。非常に多くの人が数週間の在宅勤務を経験するため、新型コロナ感染が終息した後も、企業のコミュニケーション用ソフトウエア利用が全体的に変化していく可能性があると語った。

  12日の発表資料によると、2-4月期(第1四半期)の売上高は1億8500万-1億8800万ドル(約193億-197億円)の見通し。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は1億8840万ドルだった。一部項目を除いたベースの1株当たり損失は6-7セントの見通しで、アナリスト予想平均は8セントだった。

  2019年11月ー20年1月(第4四半期)の売上高は49%増の1億8190万ドルで、こちらはアナリスト予想平均1億7350万ドルを上回った。調整後1株当たり損失は4セント。アナリスト予想平均は6セントだった。

原題:
Slack Drops on Forecast Miss, But CEO Sees Coronavirus Boost (1)(抜粋)

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