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WeWork、ソフトバンクGの支援確保と説明-不安解消図る

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ウィーワークの幹部は18日、同社にとって主要な投資家であるソフトバンクグループの支援を確保しているほか、数十億ドル相当のデットファイナンスも利用可能だと社員に説明した。ソフトバンクGがウィーワーク株を購入する合意を撤回する可能性があると通告したことを受け、社員の不安解消を図った。

  ソフトバンクGはウィーワーク株主への通告で、投資家や社員が保有する株式の購入に30億ドル(約3300億円)費やす合意を延期もしくは撤回する可能性があると示唆した。ウィーワークの幹部は社員宛ての電子メールで、株式購入は「ウィーワークに対するソフトバンクの資金提供の約束とは関係がなく、事業の現在の流動性や財務力に影響を与えない」と説明した。

  ブルームバーグが社員宛てメールを確認した。このメールにはウィーワークの会長でソフトバンク幹部のマルセロ・クラウレ氏と、ウィーワークのサンディープ・マスラニ最高経営責任者(CEO)が署名している。両氏はソフトバンクの支援確保の根拠として、15億ドルの資金提供のコミットメントや17億5000万ドルの信用枠設定を支持したことを挙げた。

  また、ソフトバンクが約束した33億ドルのデットファイナンスのうち、ソフトバンクによるウィーワーク株主からの株式購入完了を条件としているのはその3分の1で、残りの22億ドルはそれを条件としていないと両氏は説明した。

  ウィーワーク親会社ウィーの広報担当者はコメントを控えた。メールの内容についてはアクシオスが先に伝えていた

原題:
WeWork Says It Has Access to Billions of Dollars in Debt(抜粋)

(3段落目以降に詳細を追加して更新します)
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