トランプ大統領、安倍首相に影響与えたくない-東京五輪巡る決定
Kasia Klimasinska、Josh Wingrove
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米陸上競技連盟は東京五輪を延期すべきだとするCEOの書簡を公開
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米水泳連盟も同様の要請-欧州やブラジルなども
トランプ米大統領は21日、東京五輪を巡り安倍晋三首相が下す大きな決定に自らが影響を与えたくないと述べた。ホワイトハウスで記者団に対し、安倍首相は近く決定を下すだろうとの見方を示した。
一方、米陸上競技連盟は同日、東京五輪を延期すべきだとする書簡を公開した。同書簡はマックス・シーゲル最高経営責任者(CEO)が米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)に宛てたもので、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で選手が十分練習できない現状を挙げ、そうした中で実施すれば「選手の最善の利益にならない」と論じた。
20日には米水泳連盟も同様の延期要請を行っているほか、欧州やブラジルなどからも同じような声が挙がっている。
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原題:The Most Powerful USA Olympic Teams Want Tokyo Games Moved (1)、Trump Says He Doesn’t Want to Influence Abe on Olympics Decision (抜粋)
(第2段落以降に延期を求める動きなどを追加して更新します。)
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