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きょうの国内市況(3月24日):株式、債券、為替市場

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●日経平均歴代9位の上げ、米景気対策期待や割安評価-半導体株大幅高

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  東京株式相場は大幅続伸し、日経平均株価は歴代9位の上げ幅となった。米国の景気対策法案への期待や中国での経済活動正常化への期待が高まり、売られ過ぎた株価を見直す動きが強まった。半導体関連など電機や機械が買われ、不動産など内需も高い。

  • TOPIXの終値は前日比41.09ポイント(3.2%)高の1333.10
    • 2018年12月27日以来の上昇率
  • 日経平均株価は同1204円57銭(7.1%)高の1万8092円35銭
    • 16年2月15日以来の上昇率

  BNYメロン・アセット・マネジメント・ジャパンの王子田賢史日本株式運用部長は「新型インフル影響で米国中心に2四半期のリセッション(景気後退)までをマーケットは織り込んだが、中国・武漢の封鎖措置解除や日本の足元の状況から考えるとそこまで経済への悪影響が続く可能性は低い」と指摘。そうした中で、「1年後を想定した場合に説明できない割安な水準まで株価が売り込まれている銘柄などに買いを入れている」と話した。

  • 東証33業種では石油・石炭製品、不動産、証券・商品先物取引、電機、機械が上昇率上位
  • パルプ・紙、陸運、電気・ガスは下落

●債券は続伸、FRBの経済支援第2弾と米金利低下を好感

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  債券相場は続伸。米連邦準備制度理事会(FRB)が借り入れコスト抑制のため債券購入額を無制限とするなど大型経済支援策の第2弾を発表したことや、米長期金利が低下したことを受けて買いが優勢となった。

  • 長期国債先物6月物の終値は前日比88銭高の152円00銭。取引終了にかけて上げ幅を拡大し、一時152円10銭まで上昇
  • 新発10年債利回りは3ベーシスポイント(bp)低い0.035%、一時0.02%まで低下

みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト

  • 米長期金利の低下を反映して日本の国債利回りも低下しており、無難な取引となっている
  • 一部で日銀の臨時オペを予想する向きもあったが、流動性供給入札があったので見送られた
  • FRBの経済支援策第2弾で米長期金利の上昇リスクは限定的となり、むしろ低下の可能性もあるので国内金利に影響も

●ドル・円は下落、リスク回避のドル買いが一服-110円台前半

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  東京外国為替市場のドル・円相場は下落。日経平均株価や米主要株価指数先物が上昇し、リスク回避の動きが後退。ドルが主要通貨に対してほぼ全面安となる中、年度末を控えた本邦企業による円買いも加わりドル・円を押し下げた。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時1分現在、前日比0.8%安の1ドル=110円38銭。ここまで111円35銭を高値に一時110円09銭まで下落
  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.7%安の1288.19。一時1%安の1284.68まで下落

ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長

  • 日本株や米株先物が上昇する中、これまでリスク回避のドル買いが目立っていた分の反動は出ていそう
  • ドルの資金需要に収束の兆しは感じられるものの、年度末週とあって需要がなくなるわけでもない。まだ市場のオファービッドも広く、完全に落ち着いたとも言い難い
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