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テスラ株下落-会計慣行巡りアインホーン氏がマスク氏に疑問呈する

  • アインホーン氏は以前も、テスラの売掛金について疑問視
  • アインホーン氏はマスク氏に「説明できるのか」とツイート

4月30日の米株式市場で電気自動車(EV)メーカー、テスラの株価は下落。ヘッジファンド運用者デービッド・アインホーン氏がテスラの会計慣行について、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)に再び公然と疑問を投げ掛けた後、株価は日中高値を10%下回る水準で引けた。

  グリーンライト・キャピタルの社長であるアインホーン氏は5カ月前、マスク氏に対し「売掛金が存在するのか疑問に思い始めている」と指摘。アインホーン氏によると、テスラは過去に、売り上げが毎四半期末に集中しているため借入金残高が押し上げられていると主張していた。同氏は経済活動の停止を踏まえ、この主張が3月末にも当てはまっていたのかマスク氏に疑問を呈した。

  アインホーン氏はマスク氏に対し、「あなたやザック(ザッカリー・カークホーン最高財務責任者)は説明できるのか」とツイート。アインホーン氏はまた、生産の混乱や「モデルY」の増産コストなどの要因にもかかわらず、同社の自動車関連のマージンが「ほとんど変わらなかった」ことについても質問した。

  テスラ株は一時8.7%高まで上昇していたが下落に転じ、2.3%安で取引を終了した。

原題:
Tesla Declines After Einhorn Questions Musk’s Accounting (2)(抜粋)

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