コンテンツにスキップする
Subscriber Only

米新規失業保険申請件数:7週連続で300万件超え、合計3350万件

更新日時

米失業保険の新規申請件数は7週連続で300万件を超え、新型コロナウイルスの影響で3月中旬に飲食店や工場、オフィスの閉鎖が始まって以来、経済に回復の兆しがほとんど見られないことを示唆した。

キーポイント
  • 新規失業保険申請件数(2日終了週)は317万件
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は300万件
    • 前週は385万件(速報値384万件)に修正
  • 過去7週間の合計は約3350万件
U.S. jobless claims dip further, but still post seventh straight week in millions

  失業保険の継続受給者数は4月25日までの1週間に増加し、過去最多の2260万人となった。これにより、労働人口に占める失業保険受給者の割合は15.5%に上昇した。

  カリフォルニア、テキサス、ジョージアの3州では季節調整前の申請件数が過去最多を記録した。一方、その他の州はほとんどが前週から減少した。

  ブルームバーグ・エコノミクスのアンドルー・ハズビー氏は、「申請件数の5週連続減少は、当初の経済的ショックが収まり始めていることを示唆している。ただ、期待されたよりもペースは遅い。継続受給者が減少に転じれば、景気の底入れをより明確に示し、一時的に失業した労働者の再雇用を示唆するだろう」と述べた。

  8日発表の4月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が2130万人減、失業率はデータが残る1940年代以降で最悪の16%が予想されている。

Covid-19 Takes a Toll on Labor

Jobless claims per 100K of workforce since March 15

Source: U.S. Department of Labor; U.S. Bureau of Labor Statistics

Note: Data as of May 7th

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Jobless Claims Top 3 Million, With Little Relief in Sight(抜粋)

(新たな情報を加え、更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE