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マスク氏、当局の命令に反し工場再開-逮捕するなら私だけを

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  • 「誰かを逮捕するなら、私だけにするようお願いする」
  • テスラはマスク氏のツイート前に労働者に工場の操業再開を通知
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者

Photographer: Win McNamee/Getty Images North America

電気自動車(EV)メーカー、米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、カリフォルニア州フリーモント工場の操業停止を継続するよう求める同州アラメダ郡当局の命令に従わず、同工場での生産を再開した。マスク氏は自身と従業員が逮捕されるリスクがあることを認めている。

  マスク氏は11日、「私は他のみんなと共に危険に身をさらす。誰かを逮捕するなら、私だけにするようお願いする」とツイートした。

  テスラはマスク氏のツイート前に、生産労働者にフリーモント工場の操業再開を伝えていた。同社の北米人事責任者バレリー・ケイパーズ・ワークマン氏は生産労働者に一時帰休が10日に終了し、24時間以内にマネジャーが業務開始日とスケジュールを連絡すると電子メールで通知したと説明した。

  アラメダ郡がテスラに操業再開の基準を満たしていないと伝えたことを受け、同社は週末に同郡を提訴していた。

  アラメダ郡の衛生当局はマスク氏のツイートを受け、テスラがさらなる強制措置なしに命令に従うことを期待するとコメントした。同郡は従業員の健診手続きを巡る対話を継続しており、テスラの計画を引き続き精査する方針を示した。

原題:Musk Reopens Tesla’s Plant, Dares Authorities to Arrest Him (2)(抜粋)

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