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NZ中銀、資産購入600億NZドルに拡大-必要なら追加利下げも

更新日時
  • 「OCRのさらなる引き下げや別のタイプの資産の追加の用意ある」
  • OCRはエコノミストの予想通り過去最低の0.25%に据え置き

ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は13日、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を過去最低の0.25%に据え置く一方、量的緩和策として導入した「大規模資産購入プログラム(LSAP)」の規模を従来のほぼ倍となる600億NZドル(約3兆8800億円)に拡大することを決めたと発表した。

  NZ中銀は声明で、「金融政策委員会(MPC)は、予見できる将来に金利を低く維持することで、かなりの支援を引き続き提供する」と表明。「必要な場合にはOCRのさらなる引き下げや別のタイプの資産をLSAPプログラムに追加することを含め、追加的な金融政策手段を用いる用意がある」とした。

  LSAPプログラムはNZ国債と地方自治体資金調達機関(LGFA)債に加え、インフレ連動NZ国債が買い入れ対象となる。会合記録によれば、MPCはOCRを将来的にマイナス圏に引き下げる選択肢も検討した。

  ブルームバーグが調査したエコノミストは、政策金利の据え置きを予想していた。政策決定発表後にNZドルは下落した。

原題:NZ Keeps Key Rate at 0.25% as Seen by Most Surveyed Economists、RBNZ Unleashes More Stimulus as Economy Slumps on Lockdown (1)(抜粋)

(NZ中銀の声明の内容や為替相場の反応を追加して更新します)
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