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米新規失業保険申請、なお298万件-コネティカット州は統計訂正

更新日時
  • 3月中旬に企業活動が事実上停止されて以降の申請件数は計3650万件
  • コネティカット州、新規失業保険申請件数を約27万件下方修正

米国の先週の新規失業保険申請件数は前週に比べて減少したものの、8週連続で7桁台となった。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による米経済への影響が続いている。

キーポイント
  • 新規失業保険申請件数(9日終了週)は298万件
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は250万件だった
    • 前週は318万件(速報値317万件)に修正

  申請件数は6週連続で減少したが、市場予想ほどの減少幅とはならなかった。

  コネティカット州は新規失業保険申請件数を2万9846件に訂正した。連邦統計では29万8680件と発表されており、この報告ミスで全米の数字が膨らんでいたことを示唆した。

  新型コロナ感染対策で3月中旬に企業活動が事実上停止されて以降の申請件数は計3650万件。1年半続いた前回リセッション(景気後退)期の全件数に近づいた。

U.S. jobless claims post eighth straight week in the millions

  失業保険の継続受給者数は5月2日までの1週間に45万6000人増加し、過去最多の2280万人となった。これにより、労働人口に占める失業保険受給者の割合は15.7%に上昇した。

  今回の統計には、コネティカット州のミスに加え、特異な点がもう一つあった。それは州人口が全米最多のカリフォルニア州の継続受給者数が287万人と、わずか1週間でほぼ半減したことだ。この落ち込みは同州の隔週の受給申請スケジュールが少なくとも一部反映されていると見受けられる。

  新規失業保険申請件数が市場予想より多かったことは、パンデミックに伴う深刻な影響を浮き彫りにした。店内で飲食するレストランや小売店は大半が閉鎖されたままで、懸念を強めた市民は外出して消費することはせず、自宅にこもっている。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Jobless Claims in Millions Again, Connecticut Corrects DataU.S. Jobless Claims Remain in Millions for Eighth Straight Week(抜粋)

(コネティカット州の訂正などを追加して更新します)
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