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アップル製造委託業者の鴻海、1-3月は過去最悪の89%減益

台湾の鴻海精密工業の2020年1-3月(第1四半期)決算は、過去最悪の減益となった。新型コロナウイルスの感染拡大で中国での生産が混乱したほか、ロックダウン(都市封鎖)で世界のスマートフォン需要が落ち込んだ。

  米アップルの最も重要な製造パートナーである鴻海の1-3月純利益は前年同期比89%減少の21億台湾ドル(約75億円)。売上高は約12%減って9297億台湾ドルだった。過去に報告された月間売上高からブルームバーグ・ニュースが算出した。

  フォックスコンとも呼ばれる鴻海は売上高の半分を「iPhone(アイフォーン)」を含むアップル製品の生産で稼ぐが、1-3月期の世界のスマホ出荷は過去最悪のペースで減少し、この打撃を受けた。4-6月の売上高は前年同期比で1桁台の減少を見込むとの見通しを示した。

原題:IPhone Maker Foxconn’s Profit Gutted by Smartphone Slump (1)、Hon Hai Sees 2Q Revenue Falling Y/Y by Single-Digit Percentage(抜粋)

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