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三井物産、インドネシアのパイトンエナジー持ち分売却を検討-関係者

  • 三井物産はパイトンエナジーの筆頭株主、出資比率は45.5%
  • 10億ドルを上回る取引になる可能性がある-関係者

三井物産はインドネシアの発電大手、パイトンエナジーの持ち分を売却する方向で検討している。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  情報が非公開だとして匿名を条件に述べた同関係者によると、三井物産はパイトンの株式45.5%を保有しており、アドバイザー企業と売却の可能性を協議している。

  関係者の1人は10億ドル(約1074億円)を超える規模の取引となる可能性があると話した。三井物産はまだ正式な売却手続きを始めていないが、現地の電力会社を含む買い手候補からの関心を探っているという。

  話し合いはまだ初期段階で三井物産が株式を保持する可能性もあると、関係者は語った。三井物産の担当者にコメントを求めたが返答は得られず、パイトンの担当者はコメントの要請に応じなかった。

  カタールのネブラス・パワーのウェブサイトに掲載されたリリースによれば、パイトンにはネブラスが35.5%を出資。東京電力ホールディングス(HD)と中部電力が共同出資するJERA(ジェラ)も、パイトンに出資している。

  

原題:Mitsui Said to Consider Stake Sale in Indonesia’s Paiton Energy(抜粋)

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