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トランプ大統領、コロナワクチン開発は大きく進展-外食業界側と会合

  • 外食業界首脳はホワイトハウスでの会合で融資プログラム拡充求める
  • 治療薬やワクチン開発と税控除により飲食店の業績回復すると大統領

トランプ米大統領は18日、ホワイトハウスでの外食業界首脳との会合で、新型コロナウイルス感染症(COVID19)の治療薬やワクチンの開発と課税控除によって業績は回復するとの楽観的見方を示した。外食業界側は中小企業融資プログラムの拡充を訴えた。

  新型コロナの感染拡大により、米外食産業は大きな打撃を受けている。顧客が感染を恐れて外出を控えているためだ。3月以来、多くの飲食店従業員が一時解雇されている。

  「バーガーキング」の親会社レストラン・ブランズ・インターナショナルのホセ・シル最高経営責任者(CEO)は、プログラムの融資対象となる期間を8週間から24週間に延長するよう大統領に求め、他の何人かのレストラン企業経営者も同CEOの要請に同意した。

  トランプ大統領はムニューシン財務長官に対し、中小企業融資プログラムの調整について調べるよう指示。また、治療薬やワクチン開発が「大きく進展している」と述べた。バイオテクノロジーの米モデルナはこの日、開発中の新型コロナワクチン候補が初の臨床試験で有力な初期兆候を示したと発表した。

  大統領はさらに、2017年の税制改革で廃止した飲食店での企業支出の課税控除復活を提案していると述べた。中小企業融資プログラムの修正と課税控除復活には議会の承認が必要になる。

原題:Trump Hails Virus Cure Progress as Restaurants Seek Added Help(抜粋)

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