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新型コロナ対応の独立した検証求める決議採択-WHO総会が閉幕

  • テドロス事務局長、トランプ大統領からの書簡に言及せず
  • WHOは透明性と説明責任、継続的な改善にコミットと事務局長
テドロス事務局長

テドロス事務局長

Photographer: FABRICE COFFRINI/AFP

世界保健機関(WHO)の年次総会である世界保健総会は19日、新型コロナウイルス感染拡大への世界的対応に関して独立した検証を求める決議を採択し、2日間の日程を終えた。

  テドロス事務局長はビデオ会議形式で行われた総会の閉幕に当たり、「WHOは透明性と説明責任、そして継続的な改善に完全にコミットする」と発言。「われわれはどこよりも強く説明責任を望む」と語った。しかしテドロス氏は、トランプ米大統領からの書簡については直接言及しなかった。

  トランプ大統領はテドロス氏に宛てた書簡で、WHOが30日以内に中国寄りの姿勢などの大幅な改善を公約しなければ資金拠出を恒久的に凍結するほか、米国の加盟も再考すると警告していた。

原題:
Trump Threatens to Leave WHO, Emboldening Xi in Pandemic Fight(抜粋)

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