ターゲット、消費環境変化で予測困難とCEO-2~4月は利益率低下
Matthew Boyle米ディスカウントチェーン、ターゲットのブライアン・コーネル最高経営責任者(CEO)は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で消費動向の変化がめまぐるしく、把握するのが困難になっていると認めた。
コーネルCEOは記者団との電話会議で、「不確実性があまりに高く、将来が予測できない」とコメント。「米消費者の思考を見定めるのは本当に難しい」と語った。
ターゲットが20日発表した2-4月(第1四半期)決算では、既存店売上高が10.8%の伸びを記録。ただ低マージンの食品や生活必需品が売り上げの大半を占めたため、粗利益率は25.1%に低下。アナリスト予想平均と前年同期(29.6%)の両方を下回る水準となった。
米株式市場でターゲット株は、こうしたまちまちな材料を消化する中で不安定な値動きとなった。一時は2%余り下落した。
原題:Target Says Shifting Consumer Landscape Clouds Months Ahead (2)(抜粋)
Target 1Q Comparable Sales +10.8% Vs. +4.80% Y/y, Est. +7.50%(抜粋)
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