ドイツ銀とエプスタイン被告との取引、NY州当局が調査-関係者
Greg Farrell-
法令順守および内部統制に関するより広範な調査の一環だと関係者
-
調査は今月にもドイツ銀への法執行措置につながる可能性あると米紙
性的搾取を目的とする少女の人身取引の罪で起訴され、勾留中に死亡した富豪のジェフリー・エプスタイン被告と、ドイツ銀行との関係をニューヨーク州金融サービス局(DFS)が調査していると事情に詳しい関係者1人が明らかにした。
関係者によれば、ドイツ銀のコンプライアンス(法令順守)および内部統制に関するより広範な調査の一環として、同被告との取引をDFSは調べている。
エプスタイン被告の口座の調査については、複数の関係者からの情報を引用し、米紙ニューヨーク・タイムズが2日に先に伝えていた。同紙によると、調査は今月にもドイツ銀への法執行措置につながる可能性がある。
ドイツ銀の広報担当ダニエル・ハンター氏は「当行にとって評判は最も貴重な財産だ。エプスタイン被告に関わる判断を遺憾に思う」とコメントした。
ニューヨーク・タイムズ紙によれば、エプスタイン被告が2015年に海外送金を行った複数の取引についてドイツ銀のコンプライアンス担当者が連邦政府に注意喚起したが、被告との取引をその後も継続した同行の判断がDFSの調査の焦点になっているという。
原題:Deutsche Bank’s Dealings With Epstein Under Scrutiny in New York(抜粋)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE