コンテンツにスキップする
Subscriber Only

米クロスフィットのCEO退任-人種差別抗議広がる中での投稿原因

  • 「これはFLOYD19」とグラスマン氏がツイッターに投稿
  • リーボックはクロスフィットとの契約を終了する-世界大会後

フィットネスジムを運営する米クロスフィットは9日、共同創業者のグレッグ・グラスマン最高経営責任者(CEO)の退任を発表した。グラスマン氏は人種差別に抗議するデモが全米に広がっていた6日のツイートが批判を招き、対応を迫られていた。

  同氏は9日の退任発表文で、自身のツイッター投稿で「クロスフィットのコミュニティーに亀裂を作り、多くの人々を意図せず傷つけてしまった」と説明した。

  グラスマン氏は6日、人種差別は重大な公衆衛生上の問題とする投稿に対し、「これはFLOYD19」だとツイート。米ミネソタ州ミネアポリスで白人警官の暴行により死亡した黒人男性ジョージ・フロイドさんの名字と新型コロナウイルス感染症(COVID19)を掛け合わせた。

  このツイートは提携ジムのオーナーや従業員、顧客、スポンサーから反発を招いた。フットウエア・ニュースによると、フィットネスの世界大会「クロスフィット・ゲームズ」のスポンサーとして長年契約を結んできたアディダス傘下のリーボックは、今年の大会後に契約を終了すると発表した。

原題:CrossFit CEO Latest to Depart in America’s Racial Reckoning (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE