きょうの国内市況(6月22日):株式、債券、為替市場
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●日本株は小幅安、感染第2波で景気懸念-電機・自動車など下げる
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東京株式相場は小幅に下落。新型コロナウイルスの感染第2波による景気や企業業績への影響が懸念された。陸運、電機、自動車、食料品などが売られ、医薬品、情報・通信、サービスは上昇した。
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〈きょうのポイント〉
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新型コロナウイルス感染第2波への懸念で下落で始まった日本株は下げ渋り、午後にかけて前営業日の終値を挟んだ展開となった。しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は第2波の影響について「マーケットはニュースに敏感に反応しいったん売られるが、深く下がる感じでもない」と指摘。また「警戒は必要だが、日本ではウィズ・コロナを織り込んで動いており相場への影響も限定的」とみている。
- 東証33業種では陸運、空運、その他製品、建設、電気・ガスなどが下落
- 医薬品、繊維製品、情報・通信、サービス、鉄鋼が上昇
●債券は小幅高、米長期金利低下で買い優勢-プラス金利の10年債に需要
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債券相場は小幅上昇。米国の長期金利の低下を受けて買いが優勢だった。市場関係者からはプラス金利の10年債に対する需要を指摘する声が聞かれた。日本銀行による残存期間5年超10年以下の国債買い入れオペでも、応札倍率が低下するなど、長期国債への需要が根強いことが示唆された。
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野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト
- プラス利回りの10年債は需要があり、5-10年の日銀オペに売り渋り、応札倍率は低下
- 今週の焦点は調整が続いていた超長期債の動向。20年債は先週末の終わりごろ強かったので、いったん調整が終わった可能性も
日銀オペ
- 残存期間1年超3年以下が3400億円、3年超5年以下が3200億円、5年超10年以下が4000億円といずれも据え置き
- 5-10年の応札倍率は1.46倍と3月23日以来の低水準となり、売り圧力の弱まりを示唆
- 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧 (表)
●ドル・円は堅調、景気回復期待でリスクオフがやや後退―豪ドル上昇
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東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=106円台後半で堅調に推移。米景気回復への期待で、新型コロナウイルス感染をめぐるリスクオフの動きがやや後退、ドル買い・円売りがやや優勢になった。オーストラリアドルは米株先物の反発など背景に上昇した。
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バークレイズ証券の門田真一郎チーフ為替ストラテジスト
- ドルと円は依然としてリスクオン、オフで同じような動き。その中で若干だが株安だと円高、株高なら円安に振れがちだ。当面は107円台を中心に方向感が見えにくいだろう
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