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ドイツIfo景況感指数、2カ月連続で上昇-回復期待強まる

  • 景況感指数は86.2に上昇、期待指数は4カ月ぶり高水準
  • 企業の大部分は今も現在の状況はひどいとみている-Ifo所長

ドイツ企業の間では、巨額の政府支援と個人消費の回復が今年後半の景気回復を主導するとの見方が強まっていることが、Ifo経済研究所の調査で明らかになった。

  同研究所が発表した6月の企業景況感指数は86.2と、前月の79.7から上昇。期待指数は91.4と、4カ月ぶりの高水準となった。両指数の上昇は2カ月連続。

  6月のドイツ Ifo 企業景況感指数概要(表)

  一方で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を巡る不透明感は依然として高い。ドイツ国内の食肉処理工場で最近発生した集団感染は、いかに急速に感染が再拡大し得るかを浮き彫りにした。

  Ifoのクレメンス・フュースト所長は「ドイツ企業は前途に光明を見いだしている」と述べた上で、製造業の期待指数が過去最高のペースで改善したものの「企業の大部分は今も現在の状況はひどいとみている」と指摘した。

German businesses are cautiously optimistic about economy

原題:German Businesses Cautiously Hopeful Recovery Will Take Hold(抜粋)

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