きょうの国内市況(6月26日):株式、債券、為替市場
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●日本株は反発、米金融規制緩和や為替の安定を好感-金融や輸出高い
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東京株式相場は反発。金融規制緩和など追加の景気刺激策や為替の安定が追い風となり、銀行や証券など金融、電機など輸出関連、非鉄金属など素材株中心に内外需が高い。
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三井住友信託銀行の瀬良礼子マーケット・ストラテジストは、「市場は楽観ムードで、買い遅れの恐怖でなかなか株価は下がらず高値でもみ合う高原状態が続き、緩和政策で流動性が過剰となる中、株に資金が集まりやすい」と指摘した。
- 東証33業種では倉庫・運輸、証券・商品先物取引、建設、銀行、不動産などが上昇
- 鉱業、空運、精密機器は下落
●債券先物が小幅高、日銀オペ結果受け買い優勢-超長期ゾーンは軟調
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債券先物相場は小幅高。日本銀行が実施した中期債対象の国債買い入れオペは需給の良さを連想させる結果だったとの声が聞かれ、買いが優勢となった。半面、超長期債は需給悪化への懸念から軟調に推移した。
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三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト
- 日銀オペは需給の良さを連想させる結果で先物の支援材料になった
- 超長期債は軟調。30日公表される日銀の国債買い入れ予定でも、残存25年超は据え置きだろう
- 買い入れ予定の公表まで動きにくいムードが強く、全体に小動きだった
- 来週は2年債入札と10年債入札を無難にこなし、どちらかというと金利低下方向か
日銀オペ
- 残存期間1年超3年以下が3400億円、3年超5年以下が3200億円と前回から据え置き
- 応札倍率は1-3年が2.95倍と前回から上昇したが2倍台を維持。3ー5年は2.44倍と前回から低下し、売り圧力の弱まりを示唆
●ドル・円やや軟調、コロナ感染第2波懸念がリスクオンの流れを上回る
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東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=107円台前半で小幅に下落。景気持ち直し期待を背景とした株高などのリスク選好の動きと新型コロナウイルスの感染第2波への懸念が綱引きする中、週末・月末とあって目先の方向感に乏しい展開だったが、午後に入って円買いがやや優勢になった。
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IG証券の石川順一シニアFXストラテジスト
- 経済対策に支えられたリスクオンの政策相場が続いている半面、米国内の感染者数が過去最高を更新するなど新型コロナ感染第2波への警戒感も根強い
- ドルと円は同じ方向の動きでせめぎ合っているが、午後に入って欧州通貨に対する円買いが強まり、ドル・円も上値が重く107円割れを試す展開に
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