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Photographer: Carl Court/Getty Images AsiaPac
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東京の新規感染者124人、「一層の警戒必要」-小池都知事

更新日時
  • 新型コロナで2日連続の100人超-新宿エリアで50人、池袋で7人
  • 休業要請には慎重、政府が緊急事態再発令なら専門家の意見聴き判断

東京都内で2日、新たに124人の新型コロナウイルス感染者が確認された。1日当たりの感染者数が100人を超えるのは2日連続で、5月25日の緊急事態宣言解除後で最多となった。小池百合子知事が午後の記者会見で明らかにした。

  小池知事は会見で、都内の現状について「より一層の警戒が必要だ」と述べた。新規感染者は新宿エリアで50人、池袋エリアで7人確認されており、年代別では20代-30代が7割を占めることも明らかにした。

  いわゆる「夜の街」での感染拡大について小池氏は、感染防止のガイドラインを順守している店もあり、「すべての店が危ないと言っているわけではない」と指摘。接待を伴う飲食店以外での会食でも感染が確認された例があるとして、地域や業種、店の対応などを踏まえて利用するよう呼び掛けた。

  事業者への再度の休業要請については、感染拡大防止と社会経済活動に与える影響を考慮すべきであり、「慎重な判断が必要になってくる」と述べた。政府が再度緊急事態宣言を発令した場合には、専門家の意見を聴き、判断する必要があるとの認識を示した。

  西村康稔経済再生担当相は3日夕の記者会見で、現在は重症者も少なく医療提供体制もひっ迫していないとして「直ちに緊急事態宣言を発出するような状況ではない」と語った。状況が悪化した場合は国民の命を守るために「出さないといけない時が来るかもしれない」ものの、「そうならないように全力を挙げていきたい」と語った。西村氏は4日にも小池都知事と会談し、今後の対応について意見交換する。

2日連続で新規感染者が100人超に

都内の新規感染者数

出所:東京都

(最終段落に西村経済再生担当相の発言を追加し、更新しました)
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