グラクソとサノフィが協議、英へのコロナワクチン供給計画-関係者
James Paton-
670億円規模の合意目指す-6000万回分を英政府に供給する計画
-
1/2相試験を9月に開始する計画、2021年前半の承認目指す
新型コロナウイルスワクチンの開発で提携している英グラクソ・スミスクラインと仏サノフィはワクチンの成功を想定し、英政府への供給に向けた5億ポンド(約670億円)規模の契約について協議している。事情に詳しい関係者が明らかにした。
両社は開発中のワクチン6000万回分を英国に供給する計画だ。詳細はまだ確定していないとして関係者が匿名で語った。協議中の合意については、英紙サンデー・タイムズが最初に報じた。
グラクソはコメントを控えた。サノフィは英国を含めさまざまな国と協議を進めていると説明。英政府は電子メールで、ワクチンのアクセスについて交渉するため幅広い企業と関わっており、発表は合意が完了した際に行われるとコメントした。
両社は第1/2相試験を9月に開始する計画だ。サノフィは6月、ワクチンの承認時期について、これまでの想定より早い2021年前半を目指していると説明している。
関連記事 |
---|
仏サノフィ、新型コロナワクチン承認時期目標を前倒し-2021年前半に |
コロナワクチン開発で世界2大メーカー協力-21年後半の実用化目指す |
原題:
Glaxo, Sanofi Said to Discuss $620 Million U.K. Vaccine Deal(抜粋)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE