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テスラ株急伸、納車台数受けアナリストの目標株価引き上げ相次ぐ

  • JMPは1050ドルから1500ドルに引き上げ-予想上回る納車台数で
  • ドイツ銀は1000ドルに上方修正-JPモルガンも20ドル引き上げ
Elon Musk stands in front of the newly unveiled Cybertruck at Tesla Design Center in Hawthorne, California in 2019.
Elon Musk stands in front of the newly unveiled Cybertruck at Tesla Design Center in Hawthorne, California in 2019. Photographer: Frederic J. Brown/AFP via Getty Images

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6日の米株式市場で米電気自動車(EV)メーカー、テスラの株価が13%高で引けた。同社の目標株価をアナリスト3人が相次いで上方修正した。このうちJMPセキュリティーズの引き上げ幅は43%に達した。

  JMPのアナリスト、ジョセフ・オシャ氏はリポートで、目標株価をこれまでの1050ドルから1500ドルに引き上げたのは、4-6月(第2四半期)の「モデル3」と「モデルY」納車台数がJMPの予想を上回ったためだと説明した。

テスラ納車台数、市場予想上回る-株価はウォール街最高目標に接近 

  オシャ氏は目標株価について、テスラが売上高で2025年までに「1000億ドル(約10兆7000億円)企業になる位置にあるとのわれわれの見方に基づくものだ」と説明した。同社の売上高は昨年末時点で246億ドル。中国の納車台数はまだ発表されていないが、テスラは欧米でJMPの想定より順調なようだとも指摘した。

  ドイツ銀行のアナリスト、エマニュエル・ロスナー氏も、予想より堅調な出荷に言及し、テスラの目標株価を従来の900ドルから1000ドルに引き上げた。

  弱気なJPモルガン・チェースのアナリスト、ライアン・ブリンクマン氏でさえ目標株価を20ドル上方修正して295ドルとし、4-6月期の赤字は自身のこれまでの予想より小幅にとどまると見込んでいる。ただ、高水準の株価評価や投資家期待の膨らみなどを理由に、投資判断は「売り」相当に据え置いた。

原題:Tesla Deliveries Beat Leads Analysts to Lift Price Targets (1)(抜粋)

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