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メイドカフェでも積極検査、感染経路不明の動向注視-西村再生相

  • 東京の新規感染者、接待伴う飲食店の集団検査分上乗せで増加
  • 緊急事態宣言は感染状況や医療提供体制の余裕などを総合的に判断
Pedestrians walking along a road are seen through a window in the Akihabara shopping district of Tokyo, Japan.

Pedestrians walking along a road are seen through a window in the Akihabara shopping district of Tokyo, Japan.

Photographer: Soichiro Koriyama/Bloomberg

東京都内で新型コロナウイルスの新規感染者が増加している背景について西村康稔経済再生相は8日、接待を伴う飲食店で積極的に検査を行っていることも要因の一つと説明した。バーやクラブに加え、秋葉原のメイドカフェでも従業員らが集団で検査を受けており、政府はこうした集団検査を通じてクラスター(感染者集団)の把握に務める考えだ。さらなる対策に当たっては感染経路が不明な人の動向を注視する考えも示した。

  西村再生相は衆院内閣委員会で、「症状がなくてもバーやクラブなど接待を伴う飲食店、秋葉原ではメイドカフェという形態に幅広く声をかけて検査を行っている」と述べた。最近判明した新規感染者数について、「2-3週間はその分上乗せして陽性者が増えている面がある」との見方を示した。

  東京都では新規感染者が6日連続で100人を超えている。西村再生相は集団検査で増えている新規感染者数よりも、「感染経路不明の方がどの程度増えていくのかしっかり見て判断していかなければいけない」とし、緊急事態宣言の再発令に当たっては、「感染状況、医療提供体制の余裕、検査体制の3つを総合的に判断しながら考える」と説明した。

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