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事務次官に太田主計局長、財務官には岡村国際局長が昇格-財務省

更新日時
  • 金融庁長官に氷見野金融国際審議官が昇格-金融庁
  • 主計局長に矢野主税局長、国際局長に神田総括審議官

財務省は14日、岡本薫明事務次官が退任し、後任に太田充主計局長を昇格させる幹部人事を発表した。武内良樹財務官の後任は、岡村健司国際局長とする。20日付で発令する。

  金融庁も、遠藤俊英長官が退任し、後任に氷見野良三金融国際審議官を昇格させる20日付の幹部人事を発表した。氷見野氏の後任には森田宗男総合政策局長が就く。

  新しい主計局長には矢野康治主税局長、国際局長には神田眞人総括審議官が就任する。星野次彦国税庁長官の後任に可部哲生理財局長、理財局長には大鹿行宏財務総合政策研究所所長が就任する。

  新しい主税局長は住澤整主税局審議官、関税局長は田島淳志国税庁次長、総括審議官は阪田渉主計局次長、財務総合政策研究所所長に宮原隆国際局次長が就任し、茶谷栄治官房長は留任する。

  太田氏は、主計局長として消費増税や新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済対策で主導的な役割を担った。岡村国際局長は、海外からの投資促進と安全保障上の外資規制強化のバランスを取った外為法改正に尽力した。

  麻生太郎財務相は14日の記者会見で、日本は20カ国・地域(G20)首脳会合など国際金融の中で議論をリードしてきたと述べた上で、「みんなが言ったことにあわせるのではなく、きちんとこういったことをやらねばならぬということを重視し、それぞれふさわしいポストに人事を当てた」と述べた。

【略歴】

  太田充氏(おおた・みつる)東大法卒、1983年大蔵省(現財務省)入省。2011年9月首相秘書官、15年7月総括審議官、17年7月理財局長、18年7月から主計局長。

  岡村健司氏(おかむら・けんじ)東大法卒、1985年大蔵省入省、2006年9月財務相秘書官事務取扱、08年7月以降、国際局で国際機構課長や開発政策課長、総務課長を経て、13年6月金融庁出向、17年7月国際局次長、19年7月から国際局長。  

(麻生財務相のコメントと財務省幹部の略歴を入れて更新しました)
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