Photographer: Qilai Shen/Bloomberg
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中国経済、4-6月はプラス成長に復帰へ-16日GDP発表
Bloomberg News-
4-6月GDPは前年同期比2.4%増の見通し-ブルームバーグ調査
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繰り越し需要や医療品輸出の急増、刺激策が後押し-UBS汪涛氏
新型コロナウイルス感染拡大で落ち込んだ中国経済は、4-6月(第2四半期)にプラス成長に復帰したとみられる。16日発表される国内総生産(GDP)や6月の工業生産など経済指標で緩やかな景気回復傾向が確認される見通しだ。
ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値では4-6月のGDPは前年同期比2.4%増と見込まれている。1-3月(第1四半期)は6.8%減と記録的なマイナス成長だった。
中国経済が着実にプラス転換すれば、コロナ感染拡大からなお抜け出せずにいる世界経済にとって、ウイルス抑制は可能であり、景気持ち直しも期待できるというシグナルを送ることになる。一方で、中国は他国・地域が導入するコロナ対策による需要押し下げの影響をなお受けやすく、国内の消費者心理も不安定だ。
UBSグループの中国担当チーフエコノミスト、汪涛氏(香港在勤)はリポートで、「3月半ば以降、繰り越し需要や生産のキャッチアップ、医療品輸出の急増、中国製品需要を押し上げる国内や主要国での刺激策による後押しを受け、中国経済は目覚ましい回復を遂げた」と指摘した。
原題:China Set to Post Return to Growth After Easing Lockdowns (1)(抜粋)
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