コンテンツにスキップする
Subscriber Only

シルク・ドゥ・ソレイユ、債権団の経営再建案受け入れへ-関係者

  • 債権団は銀行による少なくとも3億ドルの資本注入を提案
  • シルクは新型コロナでショーの休演余儀なくされ、6月に経営破綻

カナダの裁判所の保護下で会社更生手続きを進めているパフォーマンス集団シルク・ドゥ・ソレイユ・エンターテインメント・グループは、債権団による資本増強案を受け入れる方向だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  シルクの債務約7億6000万ドル(約815億円)の保有者を代表する債権者の委員会は、同社がショーの再開に向け銀行から少なくとも3億ドルの新たな資本の注入を受ける案を取りまとめてきた。部外秘だとして関係者が匿名で語ったところでは、この案は14日夜にシルクの取締役会委員会に正式に提示される。

  同提案で合意されれば先取特権を持つ債権者が事実上シルクの全株を保有することになる。TPGなどの株主は6月、買い手候補(ストーキング・ホース)として名乗りを上げていた。

  シルクの広報担当は資本増強プロセスに関する守秘義務などを理由にコメントを控えた。TPGの広報担当と債権者委員会の代表もコメントを控えた。

Cirque du Soleil

シルク・ドゥ・ソレイユのショー

  シルクは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴い世界中でショーの休演を余儀なくされ、カナダの破産法に基づく会社更生手続きの適用を6月に申請していた。

原題:
Cirque du Soleil Poised to Accept Creditors’ Bid, Sidelining TPG(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE