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ゴーン被告逃亡ほう助の容疑者、再び保釈求める-新型コロナも理由に

  • 別事件で日本政府は米国の身柄引き渡し要求に協力しなかったと主張
  • 自分たちの容疑は日本の刑法下では犯罪に当たらないと再び訴えた

日産自動車会長のカルロス・ゴーン被告の日本脱出をほう助したとされる容疑者親子2人は、日本への身柄引き渡し回避を目指す中、米国での保釈を再び求めている。

  元米陸軍特殊部隊(グリーンベレー)隊員のマイケル・テイラー容疑者と息子ピーター・テイラー容疑者は、最初の保釈請求がボストンの連邦判事に退けられてから1週間後、別の判事に再び保釈を求めた。両容疑者は5月から米国で勾留されている。

  16日遅くに裁判所に提出された書類で2人は、日本政府は別の事件で米国の身柄引き渡し要求に協力しなかったと主張。また、自分たちにかけられた容疑は日本の刑法下では犯罪に当たらないとの訴えを繰り返した。

Ex Nissan Boss Escape Arrests

イスタンブール空港の防犯カメラに写るマイケル・テイラー容疑者(中央、2019年12月30日)

出典:AP写真によるDHA

  さらに、2人が勾留されているボストン郊外の施設で新型コロナウイルス感染が広がっていることも保釈を求める理由として挙げている。マイケル・テイラー容疑者(59)は手術で肺の一部を切除しているため、特に感染に弱いと訴えている。

  マサチューセッツ州の連邦検事事務所の報道官は17日、両容疑者の保釈請求に関するコメントを控えた。

原題:Ghosn’s Alleged Escape Helpers Make New Plea for Release on Bail(抜粋)

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