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ドイツIfo期待指数、2018年以来の高水準に-労働市場はなお不透明

  • 期待指数は97と、前月の91.6から上昇-景況感も改善
  • 不透明感なお強く、企業の雇用増への確信は不十分-Ifo所長

ドイツ企業の間では、政府の支援策やユーロ圏の大規模な財政計画が需要を押し上げ、今年後半の景気回復をけん引するとの楽観的な見方が一段と広がっている。

  Ifo経済研究所が発表した7月の期待指数は97と、前月の91.6から上昇し、2018年後半以来の高い水準となった。景況感指数も前月から上昇した。

7月のドイツ Ifo 企業景況感指数概要(表)

  Ifoのクレメンス・フュースト所長は、経済活動が「あまりにも低い水準からのスタート」だったことから、見通しの改善には驚かないと述べた上で、不透明感は依然として強く、企業は雇用増にまだ十分な確信が持てないと指摘した。

  フュースト所長はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「不透明感だらけの現状を企業は不安定だと受け止めている」と述べ、「今の段階で企業は追加の人員削減を計画している。労働市場にまだ転換は見えない」との見解を示した。

German businesses are growing more confident about the outlook again

原題:German Business Expectations Rise to the Highest Since 2018 (1)(抜粋)

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