BNPパリバ、4-6月債券トレーディング収入154%増-株式53%減
Alexandre Rajbhandari-
純利益23億ユーロ、収入117億ユーロ-いずれも予想を上回る
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通期利益が19年を15-20%下回る可能性があるとの見通しを据え置く
フランスの銀行、BNPパリバの4-6月(第2四半期)は、債券トレーディング収入が大幅に増えた。
31日の決算発表によると、4-6月の債券・通貨・商品トレーディング収入は前年同期比で154%増え、モルガン・スタンレー(168%増)を除き大方の米銀勢をも上回った。
新型コロナウイルス対策で政府や企業の債券発行が増えたことや、顧客が為替と商品を巡るヘッジを増やしたことが寄与したと同行は説明した。
一方、株式トレーディング収入は53%減とアナリスト予想以上に落ち込んだ。
4-6月の貸倒引当金は14億ユーロ(約1740億円)。純利益は23億ユーロ。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想は14億9000万ユーロだった。収入は117億ユーロでこちらも予想を上回った。
同行は通期利益が2019年を15-20%下回る可能性があるとの見通しを据え置いた。
原題:BNP Moves Past Equities Pain With 154% Debt Trading Surge (1)
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